YNWA
これは"You'll never walk alone."というフレーズの頭文字を取ったものです。
イングランドのリバプールや、ドイツのボルシア・ドルトムントをはじめとする世界各国のクラブで愛されている応援歌ですので、知っている人も多いでしょう。
私は先述のクラブの熱心なサポーターではありませんが、この歌は大好きで、大きな大会を迎える前には必ずこの歌を聴いて心を奮い立たせています。(高校選手権予選前は、高校サッカーのうた「ふり向くな君は美しい」と合わせて。)
先日、何気ないタイミングでこの歌の歌詞を口ずさんでいる自分がいました。
サッカーは人生についてたくさんのことを教えてくれます。
試合中、思うようなプレーや試合運びができなかった経験、ありますよね?
リードしていても何かギクシャクしてうまくいかない時間帯…
逆にリードを許して追いかけるような苦しい展開…
一進一退の攻防が続き、緊張や緊迫感に満ちた試合…
その結果、イライラして感情が乗り過ぎた言動が見られたり…
そんな時、我々は以下のようなことを心掛けたり、周囲から支えてもらったりしてましたよね?
プレーヤー同士でのプレーの確認
仲間への叱咤激励(大きな声を出して気合を入れたり、プレーを褒めたり…)
ベンチ(スタッフ・控え選手・マネージャー)からの指示や声掛け
メンバーに入れなかった選手やOB、保護者、からの声援、応援etc.
現在の社会状況は間違いなく「苦しい時間帯」です。だからこそ皆で励まし合い、支え合ってこの難局を乗り切らないといけません。数々の試合を経験してきた皆さんですから、過去の「きつかった、けど頑張って勝てた」試合を思い出して、この局面も乗り越えましょう。
以下に歌詞を記載します。Youtubeなどでも視聴できますので、一度聞いてみてください。我々にも家族が、仲間が、すぐそばにいます。You(We)'ll Never Walk Alone!
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When you walk through a storm(嵐の中を進む時には)
Hold your head up high(顔をしっかり上げよう)
And don’t be afraid of the dark(そして、暗闇なんか恐れるんじゃない)
At the end of the storm(嵐の終わりには)
There’s a golden sky(輝く空と)
And the sweet silver song of a lark(澄んだ小鳥のさえずりが待っている)
Walk on through the wind(風の中を歩き続けよう)
Walk on through the rain(雨の中を歩き続けよう)
Though your dreams be tossed and blown(たとえ夢が破れたとしても)
※
Walk on, walk on(歩こう 歩き続けよう)
With hope in your heart(希望を胸に抱いて)
And you’ll never walk alone(君は決して一人じゃないんだから)
You’ll never walk alone(君は決して一人じゃないんだ)
※ 繰り返し
【補足】
「on」には、良く知られている前置詞としての「~の上に」という意味もあれば、この歌詞の中で用いられているように、副詞として(ある動作を)「続けて」「どんどん」「絶えず」という意味も持ちます。レフェリーがアドバンテージを取る際に発する「プレーオン!(Play on!)」の「on」もこれと同じです。