同志社香里中学校・高等学校サッカー部公式ブログ

同志社系列の学校で唯一大阪にある同志社香里中学校・高等学校サッカー部の公式ブログです。公式戦の結果や日々の活動などをお伝えします。

【高校】練習試合と北河内リーグ優勝のご報告

皆さんこんにちは。以下、まとめての更新になり申し訳ありませんが、実施日に沿いながら試合結果をお知らせします。

 

3月24日(木)北河内リーグ第8節vs枚方FC@本校G

3月20日のU18初戦を落としてしまった反省を踏まえ、ポイントを整理して試合に臨みます。

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前半からマイボールの時間を増やし、強い気持ちでボールと共に前進していきます。ぶれずに自分たちのスタイルを貫くためにもミスを恐れずに「勇往邁進」しなければなりませんが、パスミスなどが多く何度かピンチを迎えます。しかしGKとDFラインが落ち着いて対処し、事なきを得ます。前半も終盤に差し掛かった時、左サイドの展開からクロスのボールを鳥居が合わせて先制に成功します。

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後半は早い時間帯に得たコーナーキックのチャンスに今井が決めて、良い時間にリードを広げます。ゴールを奪い返しにくる相手のペースになりかけた時間もありましたが、トレーニングを通して取り組んだ成果が見られ、後半のメンバー交代でもチームコンディションが落ちることなく勝ち点3を追加できました。

結果 2-0 ( 1-0, 1-0 ) 得点:鳥居、今井

北河内リーグ後には30分3本の練習試合を行っていただきました。

1・2本目は、北河内リーグ同様、チームとして取り組んでいる内容を表現していく中で通用する部分はあったものの、なかなか相手陣内深くでプレーする機会がなく、チャンスを多く作れませんでした。自チームのミスからピンチを迎える場面も多かったが、失点することはなく2本とも0-0となりました。

3本目は中3生のみで臨みました。高校のチームで取り組む内容を表現しようと試みますが、まだ完全に高校生と同じような理解度でプレーすることは難しく、ミスからの失点が続いてしまいました。しかし、トレーニングを通じて改善できている点は多く、これからの活動が楽しみです。

結果 0-0 ( 0-0, 0-0, 0-3 ) 

 

3月26日(土)練習試合vs立正大淞南高校@本校G

立正大淞南高校にお越しいただき、30分5本の練習試合を行いました。

全国をよく知るチームとの対戦で、大変多くのことを学びました。基本的なことを非常に高い強度と精度と精神力でもって試合で表現するその姿勢に、終始大きく差をつけられた形になりましたが、1本目では本校の生徒たちができることも少なくないことを見せることができました。ただ、試合を通して表現し続けるまでには至っておらず、大阪での上位進出を目指す上では、取り組んでいかないといけないことは多くあります。

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4・5本目では相手との差がより大きく出てしまい、防戦一方な試合展開になりました。しかし、4本目では失点が続く中でも終了間際に1点を返すなど、含めて最後までやりきる集中力は発揮できました。大差がついた試合でしたが、これからの練習や試合に臨むうえでは刺激の多かった試合になったことでしょう。

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結果 1-17 ( 0-0, 0-4, 0-5, 1-4, 0-4 ) 得点:寺本

 

3月27日(日)北河内リーグ第9節vs牧野高校@本校G

勝てば2021年度北河内リーグ優勝が決まる最終節でした。

程よい緊張や高いモーチベーションが見られると思いきや、試合前のウォーミングアップ時からどことなくピリッとしない雰囲気が漂います。勝てるであろうという慢心なのか、自信の表れが違った形で出ているのか、あるいは疲労の蓄積がそうさせているのか…

試合は開始2分の先制から動きます。鳥居がドリブルから先制ゴールを決め、幸先のよい入り方でした。しかしその後は攻撃の時間が多くあるも効果的なものにはならず、単調な試合運びに対して、ハーフタイムで珍しくコーチから辛口の檄が飛びます

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後半から相手のギアが上がり、ハーフタイムのコーチングも空しく一気に防戦気味になりリズムが完全に狂いだします。13分にはゴール前のFKを直接決められ同点にされ、不穏なムードが漂い始めますが、16分に宮本のゴールでその流れを食い止めようとします。ボールを動かしながら反撃を試みますがなかなか思うようなプレーができず、逆に苛立ちが見え始めます。23分にはPKを与えてしまい再び同点に追いつかれてしまいます。最後は32分に鳥居がこの日2点目のゴールを決め、試合に決着をつけました。

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試合の流れだけを見ると、2度追いつかれてもその都度引き離し勝ち切ることができたのは、大変すばらしいことでした。1本の良いパスがゴールに繋がったり、苦しい時間帯に個人で局面を打開できる力があったことに対しては申し分はありません。

そしてこの試合結果により、本校は北河内リーグ3連覇を成し遂げました。(昨年はコロナ関連で実施できない試合が多数あり、順位付けは行いませんでした。)この事自体は大変名誉なことですが、残念なことに、後味の悪さも残ってしまいました。

結果的にはアップ時の不安がそのまま露呈し、それが特に後半のプレー中の振る舞いや言動での残念な面に直結したり、冷静さを欠いた判断やプレーも非常に多くありました。

その原因は「精神的な弱さ」なのか、「若さ」なのか、「未熟さ」なのか、「経験不足」なのか、「自己中心的な考え方」なのか…いずれにせよ、個人が、そしてチームが、時間をかけて素直に正面から振り返る必要があります。

今シーズンのスローガンは「勇往邁進」です。文字通り、「目標に向かって、わきめもふらず勇ましく前進」しなくてはありません。いろいろな経験をチームの成長に繋げましょう。

結果 3-2 ( 1-0, 2-2 ) 得点:鳥居2、宮本

北河内リーグ後は、サテライトリーグを行いました。サテライトリーグとは、北河内地区の有志の高校が集い実施しているリーグ戦で、主に公式戦の出場機会が少ない選手を中心に、U18リーグのレギュレーションとほぼ同形式で実施しているリーグ戦です。

前半を通してボールを握ることはできたものの、前進してからの攻撃が単調になってしまいなかなか敵陣に押し込むことができませんでした。そんな中、中央から突破され失点を喫してしまい、0-1で前半を折り返しました。

後半は、メンバー交代をして中3の選手中心になりました。牧野高校の縦への勢いになんとか対応し、狙っていた形でなくとも2点を獲り逆点して試合を終えることができました。中3生もようやく高校のサッカーに体が馴染み始め、相手高校生にも怖じないガッツを感じることができ、今後の成長にも期待が高まりました。しかし、総じて相手をよく見てプレーするという部分はまだまだ足りておらず課題も見えた試合でした。Bチームの選手にとってはあまり経験のない前後半を通しての戦いでしたが、その中で逆境を跳ね返すことができたということは彼らの貴重な経験になったと思います。

結果 2-1 ( 0-1, 2-0 ) 得点:安積、相手OG

 

対戦してくださった枚方FC、立正大淞南高校、牧野高校の皆さま、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。