高校サッカー部は、8月8日(月)から10日(水)の2泊3日で、三重県鈴鹿市にある三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で合宿を行いました。
コロナ渦で3年ぶりの合宿となり、引率スタッフはいろいろなことを思い出しながら、また、生徒たちは初の合宿となり、楽しみと不安が共存する中での実施でした。
長期休暇の際は他府県に遠征し、現地で行われているフェスティバルに参加させていただいたり、強化試合を行っていただいたりすることが多かったのですが、今回は久々の合宿ということもあり、単独でトレーニングをみっちりと行い、ミーティングも含めて3日間で詰め込めるだけしっかり詰め込みました!
以下、簡単ではありますが、コーチたちがまとめてくれた3日間の活動報告です。
【Aチーム】
2019年12月以来の高校の合宿となりましたが、サッカー面だけでなく、生活面においても課題を抱えていたチームにとっては、自分達を見つめ直す良い機会になりました。
決まっている予定を時刻通りに進めるにあたり、自己の都合だけでなく、他者に気を配りながら集団で活動を行うという点に関しては、課題も多く見つかりましたが、3日間を通して改善も見られました。その改善の過程の中で選手に主体性が生まれたように感じられる場面もあり、サッカー面にも還元して欲しいと感じました。
サッカー面に関しては、午前・午後の2部練という普段にない環境の中で、チャレンジと改善を繰り返して、特に攻撃面において成長を感じられるシーンが多くありました。まだまだ改善や整備すべき点は多くあるものの、トレーニングを通じて成長を実感できたので、合宿の経験をもとに、日々の通常練習においてもリーグ戦・選手権予選のために尽力して欲しいと思います。
【Bチーム】
初日のトレーニングでは、準備の遅さや集中力の低さが目立ち、夜のミーティングでは選手同士で改善すべきだという意見が出ました。2日目からは、初日の反省点を活かし、テキパキと動いて効率の良いトレーニングをすることができました。それに伴い、サッカー面でも技術や能力の向上が見られ、最終日の紅白戦では合宿のトレーニングの成果を発揮してくれました。
合宿を通して選手一人一人がレベルアップすることができましたが、彼らの最大の課題は継続性を持つことであり、合宿が終わってからも良い取り組みを続けてくれることを期待しています。
合宿や遠征を行えば、その時は個人だけでなくチームのコンディションは上がります。
ただ、大切なのは、日常の生活に戻った時にもその時と同じような内容や質を追求しながら日々のトレーニングに向き合えるかどうか、です。
このような社会状況の中でも感染者を出すことなく実施できたことは大きな成功だったと言えます。そして、利用させていただいた施設の方からも「マナーも良くお帰りの際はゴミ回収や掃除機かけまで行って頂く等、素晴らしい行動でご滞在いただきました。」また、「スタッフの皆様のご対応も素晴らしく、スケジュール通りに進めていただきました。」(いずれも原文まま)といったお褒めのことばをいただきました。
コロナ前の合宿等からすれば、いずれも当たり前のことですが、「挨拶をきちんとする、時間を守る、感謝の心を持って人と接する、さらには、使った場所は来た時以上にきれいにする」といった行動は、接する相手の人にさわやかな印象を持っていただくことができます。
我々が行ってきたことは間違いではありませんでしたし、合宿後も継続して日々のトレーニングを行えていることは我々の強みと言えます。あとは残りの公式戦1試合1試合を心をこめて戦い、関わってくださるすべての方々に「感動や勇気」を与えられるよう全力を尽くしましょう!
合宿に際しては、三重交通Gスポーツの杜鈴鹿の皆さま、スポーツガーデンMie Spo Innの皆さま、バスドライバーの方々、JSP冨田様を中心に大変お世話になりました。ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。